結論:エージェントの数ではなく、任せたい作業で選ぶ#
コードを修正したい人と、調査結果を資料にまとめたい人では、必要な入口が違います。さらに、完成した製品を使うことと、自分でエージェントの仕組みを組むことも別です。
この記事は2026年9月11日に確認した公式機能を基に、Claude Code・Devin・Manus・CrewAIを整理しています。順位・安全性スコア・作業成功率の実測比較ではありません。旧記事の根拠のない固定料金、ベンチマーク、最も安全といった断定は取り下げました。
4つの選択肢を、役割で比較する#
| 選択肢 | 公式に案内されている役割 | 選定前に見ること |
|---|---|---|
| Claude Code | コードを読み、ファイル編集やコマンド実行を行う開発支援。terminal・IDE・desktop・webの入口 | 普段の開発環境、許可範囲、差分とテストの確認方法 |
| Devin | コードの作成・実行・テスト。作業環境のshell・IDE・browserを利用 | 任せる課題の完了条件、開発フローとの接続、利用量 |
| Manus | 仮想コンピューターの環境で計画・実行し、成果物を作る汎用エージェント | 入力資料の扱い、出典、成果物の確認、操作の権限 |
| CrewAI | CrewsとFlowsで複数エージェントや処理の流れを組む開発フレームワーク | 実装・保守を担当できるか、既存製品だけで済まないか |
表は用途の整理であり、性能順位ではありません。利用可能な機能は環境・プランで異なります。開発基盤として2026年9月10日に公開されたOpenAI Agents APIは、変更点と選び方を別記事で整理しています。
開発支援:Claude CodeとDevinの入口を比べる#
Claude Codeの公式概要は、ターミナルに加えIDE・デスクトップ・ブラウザでの利用を案内しています。「ターミナル型だからIDEでは使えない」という二分法では選べません。コード編集やコマンド実行の許可範囲と、レビューのしやすさを確認します。
Devinの公式概要は、コード作成・実行・テストと、shell・IDE・browserを持つ作業環境を説明しています。比較時には、どちらが高得点かよりも、自分のリポジトリで完了条件を検証できるかを見ます。
調査や成果物:Manusと、仕組みを組むCrewAIを混同しない#
Manusの公式紹介では、ネットワークとファイルシステムを持つ仮想コンピューター環境で、計画・実行・成果物の作成を行う構成が説明されています。仮想環境だから機密情報を無条件で渡してよい、という意味ではありません。
CrewAIの公式文書は、Crewsをエージェントの協調、Flowsを状態や実行の流れの管理として説明しています。完成品をすぐ使いたい場合と、業務処理を開発したい場合で検討を分けます。複数エージェント化自体を目的にせず、保守負担も含めて判断してください。
無料・月額だけでなく、完了までの費用を見る#
現在の正確な料金、無料枠、無料体験、モデル別上限は変動するため、この記事に固定値を掲載していません。旧記事の月額や実行回数も現在値として残していません。
比較時は基本料金、含まれる実行量、追加利用の費用、別契約APIの有無、チーム向け機能を同じ日に確認します。無料のソフトウェアでも、その接続先や実行環境が無料とは限りません。まず既存の契約範囲で試せるかを確認し、新しい課金を前提にしないことを勧めます。
最初の1タスクは、小さく・戻せる・確かめられるものに#
例えば、機密のないサンプルで「この説明を整理し、変更点を一覧にする」といった確認しやすい作業を用意します。以下は未実行の試用手順で、4製品の実測結果ではありません。
- 作業対象と完了条件、触ってはいけないものを明記する。
- 読めるファイル・操作できるサービスを必要範囲に絞る。
- 外部送信、購入、公開、削除は人間の確認前に行わない条件にする。
- 結果と差分を確認し、手直しの時間も記録する。
- 作業が終わったら、残った接続や権限を確認する。
旧記事のOpenClawやChatGPTエージェント等の記載は、今回の現行機能比較から外しています。未掲載を低評価・利用不可と解釈しないでください。企業利用では、所属組織の契約・情報管理ルールを優先します。
次は、選び方を整理する